整骨院の電気治療は何の意味があるの?
整骨院で行う電気治療は色々ありますが、一般的には干渉波治療が多いと思います。今回は、干渉波治療についてお話していきます。干渉波治療は、物理療法の一種であり、電気的な干渉波を用いて痛みの軽減や筋肉の緊張を緩和するための治療法です。干渉波治療器を使用して、異なる周波数の電流を身体に流すことで、内部で干渉波を発生させ、その干渉波が治療効果をもたらします。
効果
1.痛みの軽減:
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- 干渉波は、神経の興奮を抑制し、痛みの伝達を減少させる効果があります。これにより、慢性的な痛みや急性の痛みの軽減が期待されます。
2.筋肉のリラクゼーション:
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- 筋肉の緊張を緩和し、血行を促進することで、筋肉の疲労を回復させます。
3.血行促進:
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- 干渉波の振動により、血液循環が促進され、新陳代謝が活性化します。
4.炎症の軽減:
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- 干渉波が炎症を抑える効果があり、腫れや痛みを軽減します。
干渉波治療の適応
干渉波治療は、多くの症状や状態に対して使用されます。具体的な適応例としては以下のようなものがあります。
- 腰痛や肩こり
- 筋肉の緊張や痙攣
- 神経痛やリウマチ
- スポーツ障害による痛み
治療の流れ
1.診察:
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- 医師や理学療法士・柔道整復師が患者の状態を診察し、干渉波治療の適応かどうかを判断します。
2.設定:
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- 治療器の電極を患部に取り付け、適切な周波数と強度を設定します。
3.治療:
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- 通常、治療は10〜20分程度行われます。患者はリラックスした状態で治療を受けます。
注意点
- 干渉波治療は、ペースメーカーを装着している人や心疾患のある人には適さない場合があります。必ず専門の医師に相談してください。
- 妊娠中の方も使用を避けるべきです。
まとめ
干渉波治療は、安全で効果的な物理療法の一つとして、多くの医療施設やリハビリテーション施設・整骨院で利用されています。しかし、大体の患者さんは『何の為にやってるのか解らない』『効いてるなかな~』という感じだと思います。このブログを読んで頂き『こんな意味・効果があるんだ』と思っていただけば幸いです。それだけでも施術の効果が変わってくると思っています。